【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第24章 Dangerous Act !
早く俺を好きになってくれないかな?
好きな人を振り向かせるのって、どうしたら良いんだろう。
彼女は初めての感情を沢山くれる。
「今度はもっと俺に触ってね?」
「えっ......?」
「全部、見て。全部、触ってね?」
「なんだか......朝から卑猥なお話ですか?」
「ふふっ、そういう風に聞こえたの?みょうじさんって前よりやらしくなった?」
「な、なってませんから!いや、でも変態疑惑が......」
「そうなの?俺ならいつでもどこでも触っていいよ?」
その小さな手を掴むと直接胸板に触れさせる。
「だ、ダメですから!」
顔、真っ赤......。
「朝から可愛い......食べちゃいたいな。やっぱり昨日食べちゃえばよかった......」
「だめですよ?」
「次はいつさせてくれるの?俺は変態でもどんなみょうじさんでも愛せるよ」
彼女を引き寄せて額に口付けた。
「ぷっ、顔真っ赤だよ」
「だ、誰かに見られたら困ります!甘すぎて朝から胸焼けしますね......日頃から色んなセリフを喋るのって必要なんですか?」
「ん?」
え......仕事に関係あると思われてる?
「私は増長さんといると、翻弄させられっぱなしで悔しいです!」
「えっと......それをみょうじさんが言うの?」
「え?はい」
「本当に......無自覚って恐いね」
「なんの話ですか?」
この子に俺の好意を伝えるにはどうすれば......。
「可愛いね、大好きだよ!」
「ストレートなセリフですね!」
「ダメだ......伝わらない!」
「朝から大丈夫ですか?もしかして体調悪いんじゃないですか?」
次の瞬間、ぴとっと背伸びして額をくっつけられた。
か、可愛い。もう本当に可愛い。
「よかった!熱はないです。何かあったらすぐ言ってくださいね?」
笑顔で下から覗き込まれるけど......これで無自覚だからな。
「俺の一部が発熱してるんだ。その可愛い身体で助けてくれないかな?」
「えっ、何の話ですか?」
今日も今日とて俺は彼女に翻弄されるのですーー。