【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第24章 Dangerous Act !
彼は自分の指を舐める。
「力抜いて?」
優しい声が聞こえて唇に柔らかなものが触れた。
それはすぐに深くなって......当然のように舌が絡んで。
「あっ......んっ」
ずっと身体が熱くて燃えそうだ。
キスはそのままで優しく下を撫でられる。
「ふぁっ......んんっ!」
大きくなる水音が絶えず聞こえて、何かが入ってくる違和感を感じた。
「やっぱりキツイね。痛くない?」
どの指がどのくらい?全く見当はつかない。
「まだ、我慢できそう?」
「んっ......」
その言葉にコクコクと頷いた。
「良い子だね」
優しく微笑まれると、再び口付けられる。
またそこに違和感を感じる。
なんか初めてのこういう行為って、全てが痛いイメージしかなかったけど違うんだ。
「あっ......」
触られた部分から突然違和感が無くなった。
「はい、おしまい」
『おしまい。』そう、聞こえた。
「今日は終わり」
「え......?」
多分、途中だよね......止めてくれた?
終わったと思うと一気に疲れが出た。
それと同時に安心して笑いがこみ上げる。
「そんなに嬉しそうな顔しなくてもいいのに......」
「ご、ごめんなさい!」
「俺の方がごめんね、怖かったよね?」
「でも、優しくしてくれたので......」
そう言うとギューッと抱きしめられた。
「可愛いのに、警戒心なさすぎだよ」
「え......?」
「分かってるの?倫毘沙にも俺にも襲われたんだよ!」
少し身体を離されるとガシッと肩を掴まれた。
「北門さんは演技に熱が入りすぎて?増長さんは北門さんに私が悪影響を与えないかとカッとなって?」
「はっ!?」
「ありますよね?きっと、そういうこと」
「ないよ!」
「えっ!?ないんですか?」
「本当に今までどうやって無事に生きてきたの?」
「え......?」
「よく事件に巻き込まれなかったよね」
「事件......?」