【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第4章 煌めけVivid Color
出来上がったカレーはどちらも美味しそう!
カットがかかり食事シーンは別の場所で撮影するみたい。
「鍋の移動......危なそうだし大変そうだね」
「機材の移動も大変そうだよね」
現場の雰囲気に圧倒される。
今はまだ知らないことばかりだ。
目的地に向けて山道を進んでいると後ろから声が聞こえてきた。
「危ないから乗れ」
あのお婆さん......ずっと付いてきているから関係者の方だよね?
野目さんは小柄の彼女を背負って先に進む。
本当に優しい。
アイドルなのに全く気取ってないんだ。
それは彼だけじゃなくMooNsの皆に言えること。
そちらを見過ぎていたようで、地面に足を取られる。
このままじゃ転ぶ!
身体は後ろに傾いた。
慌てて目を瞑り次に来るであろう衝撃に備える。
あれ......?