【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第24章 Dangerous Act !
軽く唇に柔らかなものが触れた。
「ええええっ!」
私は勿論パニックだ!
「キスはこの間......俺が初めて?」
「は、初めてじゃないですから!」
あ......思わず口走ってしまった。
「わ、忘れてください。言葉のあやです!」
「ケンティ、なまえさんに何するんですか!?」
帝人さんは自分の袖で私の唇を拭ってくれる。
「あ、口紅ついちゃいます!」
「そんなこと、どうでも良いですよ!」
帝人さん、怒ってる......?
「あ、ありがとうございます」
その表情を見ながら、ふと思うけど......。
「帝人さんって、本当に正統派イケメンですよね」
「え......?」
「私、帝人さんのお顔とても美しいと思います!そして、この三人の中で唯一安心出来る存在です」
ぽかんとする彼。
でも、すぐに微笑んでくれた。
「僕が貴方を守ります」
「あ、ありがとうございます」
こんなにかっこいい人にこのセリフを言われて、ときめかない女性はいないと思う。
北門さんと目が合うと彼の様子がおかしいような......?
目が笑ってないような......気のせいだよね?
「キスの相手も気になるけど、なまえは後で消毒しようね?」
その王子スマイルが、今は恐ろしい。
消毒......?
「は、はい、お願いします」