【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第22章 Sweet Temptation
今日は、キラキン以外のメンバーで仕事だ。
せっかく彼らが加入したのに、皆が揃う時間が中々取れない。
「キラキンは今日、別の現場なの?」
「そうなんです。今は出来るだけ時間を作って、チームワークを良くしたいんですけど」
つばさちゃんも焦ってるよね。
一緒に過ごす時間を作れたらいいんだけど......。
「じゃあ、歓迎会でもやる?」
増長さんが素敵な提案をしてくれた。
ストレス発散......になるかな?
「楽しそうですね、やりたいです!!」
「「キラキン、歓迎会!?」」
「いいね!」
「うん!」
次々と賛成の声が上がる。
よかった、みんな乗り気みたいだ。
「面倒くせぇ。そんなのやりたい奴だけやりゃあ良いだろ?」
あれ......?
「もう!また、ごうちんはそういうこと言う!こういうのは皆でやるから意味があるの!」
「チームで動くことは結束力が大事だからな。決起会は必要だろ?」
「なんかタツ殿が言うと、熱血な運動部みたいですね」
確かに......。
「熱いですね!皆で汗を流しましょう!!」
「なまえ、落ち着いてくれ!」
「確かに14人で動いていくとなると勝手も変わりそうだし、ユニットとしての顔合わせはやった方が良いかもしれないね」
「相変わらず和南は真面目だな。俺は、なるようになれば良いと思ってるけど......男とパーティするより女の子と遊びたいし」
愛染さんはさり気なく、私達の腰を抱いた。
「でも、まぁ、なまえとつばさが居るなら良いかな?」
「愛染さん......あのー」
「ブレませんね......」
彼と目が合うと、彼女を抱く腕を軽くつねる。
「やきもち?」
全然、懲りてないけど。
「つばさちゃんから、悪い虫を追い払おうと......」
「なまえが、悪い虫に食べられちゃうよ?」
流れるように顎を掴まれると、グッと顔が近づく。
「それは、大丈夫です!」