【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第20章 Sweet&Sweet
「むしろ、俺はみょうじさんにチョコを塗って食べたいんだけど、どうかな?」
耳元で囁かれた言葉は衝撃的なものだった。
「だ、だめですから!」
慌てて身体を離そうとするけど、力強い。
「リボンを付けて俺にプレゼントして。お返しに俺をプレゼントするね」
「でも、チョコレートを塗って食べるって......」
「舐め合いっこしようか?」
「ま、増長さん、しっかりしてください!あの、落ち込みはどこに行ったんですか!」
「だって、必死に慰めてくれたから......」
「えっ?」
「ティラミス......本当にみょうじさんは俺を手のひらで転がすのが上手だよね」
えっ?私......。
「え、そんな事してません?」
「大丈夫だよ。そういうところも含めてみょうじさんの魅力だからね」
「えっ?」
本当に、どういうことだろう?
「シチュエーション、ドキドキした?」
「しました......まだドキドキしてます」
「みょうじさんになら砂糖よりも甘いこと、沢山してあげたいな」
「ううっ、胸やけしそうです......」
「ふふっ、むしろ病み付きになってほしいな」
にっこり笑った笑顔は出会った頃のままだけど、増長さん......やっぱり変わったよね?
「今日は大変だったから許してあげようと思ったけど......カズ、そろそろ降ろして」
「まっすー、見守ってたけど......もうダメだよ?」
「病だな......」
「え?」
何はともあれ、無事にイベントは終わりを迎えましたーー。