【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第20章 Sweet&Sweet
「お疲れさまでした」
「皆さん、素敵でした」
次のステージまでしばらく待ち時間になった。
私達は、控え室に戻る途中だ。
「ドキドキした?」
「しました!また、剛士くんに怒られる」
「なんで、剛士?なまえは僕だけ見てればいいよ」
「竜持くん、ち、近いです!」
彼は私を抱きしめると、おでこをくっつけてくる。
「私、死ぬ......」
「本当に、なまえは可愛いんだから......」
「歓声がすごかったですね。なまえちゃん、鼻大丈夫?」
「鼻、どうかしたの?」
「皆さんのシュチュエーションコーナーで鼻血出そうでした」
「えー、可愛い!もっとドキドキさせてあげたいな〜!」
竜持くんごと、ギューッと抱きしめられた。
「ゆ、悠太くん!?」
「悠太、苦しい......」
ふいに百くんと目が合って、
「攻めてましたね」
思い出すと......顔が更に熱くなってしまう。
「そうか?ドキドキさせれたなら良かった」
「え?」
楽しく歩いているとこちらに歩いてくる人影。
あれは......!
『私はA&Rです。増長さんとは何もありませんよ!』
そう念を込めて、そちらを見つめた。