【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第19章 みんなで奏でる始まりの音(2期)
あれが、KiLLER KiNG......。
ステージ上には、キラキラ目を引く4人組がいた。
こちらに気づいた彼ら。
「あ!?まっすー、悠太、暉、久しぶりだね!」
「久しぶり、元気?」
「元気だよ!超元気!!」
どうやら、顔見知りの人もいるみたい。
「っていうか、皆揃ってどうしたの?」
KiLLER KiNGの人達も聞かされていないのかな?
集合理由を話すように促されると、そこにタイミング良く篤志さんと修二さんがやって来た。
二人はすぐさま彼らにさっきのステージの感想を聞く。
彼らの感想も良いものばかり。
当然だよね、素敵なステージだったもん。
「で、何のことですか?」
「みょうじ、澄空まだ言ってねぇのか?」
修二さんにそう言われた。
「あの.....」
つばさちゃんが黙り込む。
「B-PROJECTにKiLLER KiNGの皆さんが加入します」
私が続けて言った。
「「これからは14人になります!!」」
「「えええええっ!?」」
驚いてはいたけど、和気あいあいとしている。
先程加入が発表されたとは思えない空気だ。
「どうした?みょうじと澄空......大丈夫か?」
圧倒されている私たちに、修二さんがそう尋ねてくれる。
「はい、キラキラで顔面偏差値高すぎて自分の感覚が麻痺してしまいそうです」
「ははっ、みょうじくんは面白いね」
「篤志さん......私結構深刻に悩んでるんです。真っ当な結婚が出来るのか、理想が高くなり過ぎないか」
「私があと10数年若かったら、喜んでお嫁さんにするのに」
「いや、今でも十分素敵ですよ?」
「ははっ、みょうじくんは悪い子だね」
「兄貴、セクハラ......お前らはこれからがもっと大変だぞ」
「「えっ!?」」
そんな会話で今日という日は、
幕を閉じたのだったーー。