【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第19章 みんなで奏でる始まりの音(2期)
最後はファンの皆さんへのメッセージだ。
「そうですね。キタコレは勿論B-PROJECTもこれから進化を続けるし、変わり続けます。それを楽しみ見守っていただければ嬉しいです」
北門さんはいざという時は、やっぱりしっかり者なんだよね。
とても素敵なメッセージだった。
「うん!僕たちは立ち止まったり、諦めてしまったらそこで終わりだから」
そう言った竜持くん。
彼の言葉はやたら胸に響いたーー。
「お疲れさまでした!」
「お疲れさま。次はMooNsのラジオだよね?」
「はい、頑張ってきます!」
「なまえは忙しいね」
「お二人程じゃありません!私は書類整理とか容量が悪いので......」
「そんなところも可愛いね」
「へっ!」
「仕事を頑張るなまえも好きだけど、専業主婦はどうかな?」
「えっと......なんの話ですか?」
キラキラの笑顔でこちらを見てくる。
北門さん......何を言っているの?
「トモは放っといていいよ......なまえ、行ってらっしゃい!」
腕を引かれたと思えば、頬に柔らかな感触。
「りゅ、竜持くん!」
「カズに気をつけてね?」
「えっ......はい?行ってきます!」
二人に手を振り、タクシーに乗り込んだ。
「敵に塩を送っちゃったのかな?自覚されたら、厄介だったかも」
「竜持は優しいからね?」
「そんなことないけど、カズは独占欲強そうだし......」
「そんなカズ、イメージ出来ないな。お姫様は誰を選ぶのかな?」
「考えたくないけど......僕じゃなかったら、みんなのなまえでいいんだけど」
「ははっ、みんななまえが大好きだからね」