【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第18章 ココロ惑わす色香
なんだか、
「ぐるしぃ......」
前後から極度の圧迫感を感じる。
上にも何か重い物が......私は今日、死ぬのかな......?
そう思いながら、重い瞼を開いた。
「おはよう、みょうじさん」
「お、おはよう......ございます」
目の前の彼も苦しいと思うんだけど、なぜか笑ってる。
「こんなに力を加えられて、密着できる機会なんて中々ないよ?暉は......ちょっとどかさないとだね」
「こ、心を読まないでください!」
彼は暉くんを私の上から器用に退かしてくれた。
今は他の誰かの上に乗っているだろう。
ごめんなさい......。
「ありがとうございます。苦しいし、暑いですね。どうやって抜け出しましょうか?」
後ろの人達から抱きつかれているようで、力いっぱい起き上がろうとしたけど無理だった。
「しばらくはこのままでいいんじゃないかな。皆が起きれば動けるよ」
彼は余裕そうだ。
私達は向かい合わせでくっついている状態だけどーー