【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第15章 紡ぐ 色とりどりの物語(1期最終話)
「夜叉丸さん、つばさは?」
北門さんが部屋を出て行く彼に聞いた。
「あの子の事は私に任せて」
どうして......こんな事になってしまったんだろう。
「ごめんね。何も出来なくて......」
声をかけてくれたのは増長さんだった。
慌てて首を横に振る。
「いえ、ありがとうございます」
私達はソファに腰かけた。
「あそこで逆らうのは賢明ではありませんでした。『それでニュースを見たら?口外するでしょ?だから預からせてもらうのよ』そう言われたらどの道終わりでしたから......でもライブを諦めるわけにはいかないのに!」
心配でついて来たけど......まさか閉じ込められるなんて。
理由はどうであれ、客観的に見ればこれは監禁だ。
ここまでするとは思っていなかった。
打開策は何なんだろう。