第14章 胸騒ぎのChristmas Color

確かに、つばさちゃんは変わった。

確実に成長してて、彼らと同様に彼女もまたキラキラしてる。


「逆になまえはしっかりしてる様で、大分抜けてるけどね」

「え、竜持くん？」

「そういう所が、なまえの魅力だよ。色々お世話してあげたくなるよね」

そう言った北門さんに抱きしめられる。


「そういうことしたら、だめですよ？」

「それなら、誰ともした事ないことならいいの？」

「そういう意味じゃありません......」

「俺の初めては、全部なまえにあげるよ」

そう言うと更に強く抱きしめられた。


「し、刺激が強すぎます！」

「もっと、ドキドキさせたいな」

「私、死んじゃいます......」

「ははっ、可愛いけどそれは困るね」


そんな中、つばさちゃんのスマホが鳴る。


「夜叉丸さんだ！」

「なんだったの？」


覗き込んだ画面には『テレビを見なさい』とあった。


急いでテレビの電源を入れると、



そこには......


























『B-PROJECT

ハイエッジレコードに電撃移籍』


との文字があったーー。