【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第14章 胸騒ぎのChristmas Color
「そういえば、あれから夜叉丸さんに会えた?」
北門さんの問いかけに私達は首を横に振る。
あれから彼には会えてない。
「でもJOINは既読になるんですよね?」
「社長達はいつも通り連絡は取れているみたいだ」
「じゃあ、なまえと澄空のタイミングが悪いじゃねぇの?」
「恐らく......そうだと思います」
そうなのかな......。
私のJOINに今朝、
『ごめんなさいね。アナタとアタシの気持ちは一つよ』
そう連絡があった。
私自身......その文面の意味は分かっていない。
どうして、私にだけ返信が......?
「あれ?それ竜ちゃんがお願いした、どデカバウムクーヘン!」
ぼんやりしていた視界に入ったそれ。
お、大きい......。
「個人的な希望は受け付けちゃいけない希望なんだけどね、夜叉丸さんに『どうしても』ってお願いされちゃったからさー!」
なにやら、女性スタッフさんは満更でもなさそうだ。