【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第12章 Colorful Party
「おかえり、雨の中ありがとう!」
「ただいま戻りました、皆さんもお疲れさまです。」
飾り付け、料理、プレゼント、全て彼女が褒めてくれる。
間に合ってよかった。
「なんだか、焦げくさいような......」
つばさちゃんのその言葉に、ダッシュで窓に近づく影。
暉くん、まさか......!
ここは、高層マンションで最上階に近い部屋だ。
「まて、暉!」
野目さんの制止は虚しく、物凄い風が吹くと彼の身体は吹き飛ばされた。
「きゃ!」
驚いていると、抱きしめられる。
次の瞬間、
「ーーガッシャーン!」
大きな音がして、食器の破片が飛び散った。
「前髪がああああ!」
愛染さんの悲鳴が聞こえた。