第12章 Colorful Party

もうすっかり耳に馴染んだメロディ。
でも歌う彼らは日々進化していてーー


もうあの日から半年以上が経つ。

今彼らを奪われたら......私には何が残るんだろう？

それ程にもう彼らは私の一部になっていた。


これからも彼らは沢山の人を魅了して、どんどん大きな舞台に上がって行く。


「半年前も信じられないくらいにキラキラ輝いていましたが、今の方がもっと沢山キラキラしています。皆さんは、物凄くかっこいいです！」


『本当にありがとうございました』


そう続けたかったのに、


「うっ......ひっ......」


言葉にならなかった......。

何もかも順調だったわけじゃない。

沢山大変な事も沢山あったけど、

ついに彼らは、そんな大舞台に上がるんだ。