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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第11章 Take on Me !


「撮影が始まってから見てきたけど、貴方は随分自分に自信がありそうね。もしかして、『女なら誰でも言う事を聞く』と思ってるのかしら?

そうやって粋がってるのは、傷つくのが恐いからなんでしょ?本当は、誰も信じていないのに。それでいて、いつも誰かに依存したりして甘えん坊さんなのね?」

監督の言葉を通訳が訳した。

なんだか、彼の様子がおかしい......。


「ちょっと、失礼します」

彼の腕を掴むと、急いでその場を離れた。

先程の監督の言葉が確信を突いたのか、彼は心ここに在らず。
その日の、撮影はそこで終了した。


きっと彼は......女の人を信用していない。

以前『すぐに別れるくせに』と発言していたことがその証拠だ。
軽く見せてるのも、本気になるのが恐いんだと思う。

分かってたけど......どうすれば立ち直らせてあげられるんだろう?
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