【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第9章 All Together
沢山の排気口?
あの音だったんだ。
「良かったな。正体が分かって」
「剛士くんこそ、良かったですね!」
「お前が、だろ?」
「私には百くんが付いてるので、大丈夫ですから!」
二人で言い合っていると増長さんがやって来た。
「おばけからでも幽霊からでも、守ってあげるよ?」
そういえば......幽霊!?
「おい、増長......やめろ!!」
「も、百くん、何も言わないでください!」
「何のことだ?」
霊感のある人の近くは、危険だ!
増長さんの隣に行くと優しく微笑んでくれる。
「大丈夫だよ」
そんな中、衝撃的な一言が聞こえた。
「ここ......、うちの研究所だ」
ポンポン、チーーーン。
脳内ではそんな音が、鳴っていただろう。
北門さんの家の......研究所......?
「「はあ?」」
北門製薬研究所......?
「「はああああああああっ!?」」
「北門財閥すんげぇーーーー!」