【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第8章 想いはContraly
「少し静かにしようか?」
「照れてる......図星ですね」
「照れてないから。もう絶対に無理したらダメだよ。みょうじさんに何かあったらいけないから。大怪我したらどうするの?最悪それだけじゃ済まないかもしれないよ」
「はい。心配してくれて嬉しいです!ありがとうございました」
「どういたしまして。部屋まで送るよ」
二人で来た道を戻る。
結局増長さんは今も変わらず優しい人。
「澄空さん、みょうじさん借りててごめんね」
「あ、おかえりなさい。しっかり話せましたか?」
「うん。ありがとう」
そう言う彼は爽やか王子スマイル。
「無理し過ぎだって話させてもらったんだ。澄空さんも彼女の事を助けてあげてね」
「はい、わかりました」
「二人ともゆっくり休んでね、おやすみ」
飾らない姿......人に踏み込むのも踏み込まれるのも苦手。
そんな彼との距離が縮まった気がして胸が温かくなった。
海チームと山チームの撮影場所が被ってたりしたけど、
次の日の撮影も無事に終了したーー。