【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第7章 魅惑の浅葱色
どういう、状況......?
「アイドルが夜道は危ないですから戻ってくださいね?お邪魔しました!」
「また無茶するの?俺もみょうじさんに、何かあったら悲しいって言ったよね」
確かに言われたけど、迷惑かけるのは違うような気がする。
「私にはBプロを守る役目があるので、増長さんに何かあった方が困ります」
「例えばさ......」
そのまま腕を掴まれた。
「振り払える?」
そう言った顔はとても涼しいけど握る力は強い。
無理だ......振り払えない。
「ごめんなさい。お言葉に甘えさせてください」
「うん、じゃあ行こうか?」
そっとその手が離れた。
結局送ってもらっているし......不甲斐ないな。
街灯が続く夜道を二人で歩く。
「ずっと気になってる事があるんですけど」
「うん、なに?」
「食べるってどういう意味だったんですか?ま、増長さんなら教えてくれるかな〜?と思って......」
彼はとても親切な人だし、人のお願いを無下にしたりしないよね。
「ああ......あれね。うーん......」
言葉にするのは難しいのだろうか。
「アルファベットのGの次は何?みょうじさんに直球で言うのは、ちょっとどうかと思って......」
Gの次......?