【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第83章 純愛なんかじゃない
「『皆の気持ちは理解できる』って前にも話したけど、だからってやきもちを焼かないわけじゃない。
格好つけて『知らないフリをしてほしい』って言ったけど、本当は知らないフリをしないでほしい......とか、わがままだね」
顔が近づいて、そのまま舌を割り入れられる。
「んっ、ふぁ......」
そんな事ないって伝えるにはどうしたらいいの?
「本当は、誰にも触らせたくないんだ」
微笑むとその膝に跨った。
香りまで大好き。
首元にギュッと抱きつく。
「私も大好き。愛しすぎて苦しい。だから、これは私のせい......」
下着をズラすと彼の熱に腰を下ろした。
「んっ、みょうじさん......」
「ああ、すごい......硬いし、大きい」
肌がぴったりくっつくと、一つになったと実感する。
「あっ......ダメだよ。抜いて?」
「んんっ、増長さんのことを愛してます。だからこのまま中に出して......良いですよ」
そのままソコを擦り付けながら、身体を上下に動かす。
「はぁ......あ、待って......あんまり動いたら......本当に......」
「んぁっ......繋がったとこ、いつもより気持ち良い」
彼がいつもしてくれるとこに擦り付けて、滑りが良くて腰が止まらない。
「あっ、私の中で......ビクビクして......んんっ」
水音が室内に響く。
「えっち......はぁ......ん、ダメだよ。出ちゃう......から」
耐えるような表情が愛しくて胸が苦しい。
「っ、このままいっぱいください......増長さんのこと独占したい」
さらに腰の速度を上げて激しく口付ける。
「んっ、はぁ......こんなことしなくても俺はみょうじさんのものだよ?」
「ふぁっ......んぁ......安心させてあげたいんです。私に出来ることなら、何でも......」
上手くできているか分からないまま、腰は止めずに動き続ける。中で脈を打つ熱が愛おしい。
「っ、ちょっとだけ......許してね?」
お尻を掴まれて彼の腰の速度が上がると、熱くなった肌同士が激しくぶつかり合う音が響いた。