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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第82章 想像する君との


「可愛い見た目で......えっちなところ。みょうじさんに似てるね」

えっ?

素敵な笑顔で見つめられて、反応が遅れたけどーー


「はああっ!?似てませんから!!」

「似てるよ。あの日は、可愛いかったな......久々だったから、加減できずにごめんね」

朝まで......あの日は宣言通りに足腰が......。


「似てないし、大丈夫なので......わざわざ声に出して言わないでください」

「ふふっ、大丈夫だったのか......すごいね」

「いや、言葉のあやですからね!」

おかしそうに笑ってるし。
前からだけど、相変わらず翻弄されてる。


「でも隠さないといけない所はちゃんと隠してあげるから。例えば、そうだな......」

そのまま距離が縮まって耳元に息が触れた。


「ここは弱いとか?......ちゅっ」

「んっ......」

耳にキス......!?


「あ、当たり前です!」

「そうなの?でもあんまりつれないと、思わずぽろっと出ちゃうかも......」

「え、それはだめ......」

逃げる力を、慌てて緩めるとぽすっと膝の上に乗る形になる。


「増長さん......外ですよ?」

「うん、知ってるよ」

指を絡めとられて、顔が近づいて来た。


唇に触れる柔らかいものーー

「んっ......」

う、うそ......?

前はこれで止まってくれたよね?


カプッと唇を噛むとその動きが止まった。
良かった。

そう思ったのも束の間で薄く開いた唇から舌が入ってくる。


「んーー!」

だめだよ!

顔を背けようとするけど、顎を掴まれて無理そうだ。
腰にはギュッと腕が回っているし。


「はっ......あっ......ん......」

腕を引き寄せられて、後頭部に手を添えられた。

苦しい。


「まっ......ますな......さ......」

無理、無理、無理!

酸素......足りない。


ーーガチャッ


「お待たせしました」

「いえ、全然待ってませんよ」

パッと離れた私達。


隣を見れば何事も無かったみたいな涼しい表情。


余裕すぎて......ずるい!


そちらを見ているとテーブルの下で手を握られる。


「ドキドキした?」

「え?」

大きな声で何を言い出すの?
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