【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第81章 愛の証明
「俺のお姫様は意外と欲張りだったみたい。今まで通りじゃ全然足りないみたいだから......今日は朝まで愛して、証明してあげる」
「あさ......まで......あい......する?」
これって、危ないやつなんじゃ......?
「そうだね。そうしないとみょうじさんは、分からないと思うんだ......」
ちゅっと口付けられると、唇を優しく噛まれて顔に熱が集中する。
「んっ、そんなことしなくても......もう十分伝わりました......本当にごめんなさい」
体制を低くして腕からすり抜けると、慌ててそちらに背を向けて、逃げるしかないけど......。
「次は後ろからが良いの?」
「え!?違......」
すぐに逞しい腕に捕まえられて、後ろから抱きしめられる。
無理......逃げられない!
腰を掴まれると、感じる彼の熱。
「どうして硬......もっ、本当にだめ!許してください」
「俺がどれだけみょうじさんを愛しているか、伝わってなかったってことだよね?」
そ、そうなの?
混乱していると、増長さんの唇が私の手の甲に触れる。
所作は......いつまで経っても王子様なんだけど。
「ふふっ、簡単には許さないよ。また同じことがないようにしっかりお仕置きしないとね」
「んっ......ますながさ......」
ググッと入ってくる感覚に圧迫感がすごい。
「本当は好きだよね?俺とこういうことするの」
「んんっ」
「好きって言って?」
後ろから覆い被さるみたいに口付けられると、頭がクラクラしてくる。
増長さんの香り、体温、全てにおかしくされて。
「ふぁっ......好き」
「それならいいね?」
「んんっ」
「はぁ......その顔も、可愛い」
何度も、何度も溶けてったーー。