【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第81章 愛の証明
「カズ」
「倫毘沙?」
翌日、皆が来てくれた。
スケジュールがびっしりだからこそ、絆の深さを改めて知る。
「明日から、またよろしくね!」
「増長はしばらくなまえの家だよな?」
「はい!仕事に支障がないように、しっかりお世話させていただきますね」
増長さんに言われた通り、甲斐甲斐しくお世話をしないと。
「違うお世話もさせられるんじゃないの?」
何のことだろう?
「健十、みょうじさんに変なこと言わないで」
「はいはい」
愛染さんの言葉の意味は分からないままだった。
「リーダー、本当に良かった。なまえも良かったな」
「なまえちゃん、リーダーのことお願いします!」
「悪いな。でも、よろしくな!」
「トゥーンク!実は、新婚気分が味わえるんじゃないでしょうか!」
テンションの高い帝人さん。
新婚気分......?
「なにそれ、やらしいー!」
「はる!そっか、お二人は結婚するんですよね」
「なまえさんの花嫁姿......絶対に綺麗ですね!」
「そうだね!僕も見るのが楽しみ」
「ええ......」
かなり、話が進んでる。
「そうだね、早く結婚したいと思ってるよ。俺達が夫婦になれるのも、皆のおかげだから......本当にありがとう」
なんだか、しんみりするなぁ。
「やだ、行かせたくない!」
「おい、暉......」
「心配だ......」
「モモタス......僕も悲しいです!!」
なんだか泣きそう。
気が早いのはわかってるんだけど。
「そうですよね......長年一緒に暮らして来た「このやり取りは前にしたんだ......今回は俺のことじゃないよ?」
「へ?」
微笑む増長さんにどういうこと?
「なまえチャンをお嫁に出したくないよ〜!俺のお嫁さんになることしか考えてなかったから!!」
「そうだな......心の準備が必要だ」
「もう一緒に住みましょう!結婚したら僕らの部屋で......ね?ね?」
「でもリーダーとなまえなら大丈夫だろ。一番の問題はリーダーを失った俺たちだ」
え......?
「ごめんね。皆」
後ろから抱きしめられたその距離は近い。
「本当に色々ありがとう。これからもよろしくね」