第7章 魅惑の浅葱色

「愛染には絶対言うなよ」

「取って食べられちゃうよ！」

必死な野目さんに、ガォーっというポーズをしている暉くん。


食べる......？


確かキスハグの撮影の時も増長さんに対して愛染さんが言っていたような......？


「食べるのって皆さんも好きなんですか？」

愛染さん以外も......好きなのかな？


「俺は可愛い子ならいいよ！」

「暉！みょうじに変なこと言うなよ」

「うーん、どうなのかな......」

「なまえ......意味が分かってるのか？」

「なまえさんなら、僕は大歓迎ですよ！」

「帝人......そういうことを言ったらだめだよ？」


帝人さんは私でも良いの？


「まぁリーダーは信じても大丈夫だな」

増長さんは食べなかったって、愛染さんが言ってたもんね。


「増長さんは嫌いなんですか？」

その反応を伺う。


「いや嫌いじゃないけど......」

「私じゃだめなんですよね......？」

「だめとかじゃないよ！？」

焦っている......なんで......？


「食べるのは皆さん女の人なんですか？」

その疑問に戸惑いながらも皆が同意してくれる。


なるほど......。


帝人さんの前に座ると、

「どうぞ、食べてもいいですよ？」