【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第7章 魅惑の浅葱色
「お邪魔します」
あの後、百くんを送ってMooNsの部屋にお邪魔していた。
というのも話を聞かせてほしいとの事で、上がらせてもらうことになった。
ここが、MooNsの部屋......広いリビングで素敵だ。
オシャレだけど行き過ぎてなくて、アットホームな雰囲気がある。
どこに座らせてもらおうかと辺りを見ると、増長さんが隣に誘導してくれた。
「で、ワークショップどんな感じだった?」
興味津々の暉くんが一番に切り出した。
他の人の仕事も気になるよね。
「モモタスが大活躍でしたよ〜」
「まじかー、じゃあピーちゃんが沖田?」
「いや、まだ分かりませんよ」
「百の怪我は大丈夫なの?」
「ああ、大丈夫」
「少し疲れてるみたいだけど......」
増長さんは、とても心配している。
百くんの怪我は......相変わらず痛々しい。
「疲れた身体にはお風呂です!」
言い出したのは帝人さんで、テンションが高いような。
あ、そうだ!
「お背中流しましょうか?指を骨折した経験があるので、不便なことはよく分かります。私に出来る事はやらせてください!」
勢いよく立ち上がると、そのまま百くんににじり寄った。