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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第73章 変わったもの、変わらないもの


やっぱり好きだなぁ......笑い合う時間楽しい。
ずっとこの時が続けば良いのに。

欲張ってはいけないのについ欲が出る。


増長さんは本当に素敵なんだ。恋人だったからじゃない。
例えA&Rとして出会っていなくても、ファンとして惹きつけられていたと思う。

もう恋人じゃなくても、これからは側に居られなくても私は彼を人として尊敬してるんだ。


表面上は優しくて温和でも、中身はとても努力家で一つ一つに手を抜かない。そういう真面目なところを昔からずっと尊敬してる。

これから別々の道を歩むとしても、増長さんと出会えて好きになってもらえて......好きになれて本当によかった!

『幸せだった』って胸を張って言える。


「ワンワン!」

走り寄ってきた子犬を慌てて抱き上げた。
触れても走り回られたら怖いよね?


「もふもふー!」

その身体に頬擦りするけど......ふわふわ!もこもこ!
はぁ......癒される。


「どうして、そんなに可愛いの?」

見つめてくる漆黒の瞳にキュンとする。
本当に可愛い!隣を見ると増長さんが微笑んでくれて、最初の緊張も解けたみたいで本当に良かった。


「本当に......可愛いくて癒されるね?」

そんな言葉が聞けるなんて夢みたいだ。この機会に子犬を好きになれたらいいな。

子犬を見るたびに思い出してくれたり?
下心はダメだ......心の中で自分を注意した。


「抱っこしてみます?」

「うん、させて」

本当にすごい!
思わず口元が緩んだ。


「勿論です!えっと......ここに手をいれて......」


その子を差し出した瞬間、腕をグイッと掴まれた。

へっ......?
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