第19章 休息 ※

手の中ではっきりとその存在を主張するようになった先端は、まるでもっと触れて欲しいとリヴァイに訴えているようだった。

その願い通り指で摘んで捏ねてやるとエマから悦びの声が漏れる。


鎖骨に舌を這わせながら左手で先端を捏ねたり引っ張ったりして、右手ではだけたシャツをずらして肩を露わにさせた。

露出した肩へ舌先を滑らせれば、意識してか無意識になのかエマは首を傾ける。


「舐めやすいそうにそうしてくれてるのか？」

「……え？」

「ほう、また無意識か。二度目にしてもうそんな小技を身につけたとはな。」

呆れたような口調だが表情は嬉しそうなリヴァイ。
そのまみ腕を上げて肩から二の腕の内側まで、舌で肌の感触を愉しむように丁寧に舐め回していった。


「あ……そこ、だめです……」

くすぐったいような快感にエマは身を捩った。


「おい…すげぇエロいな。」



少し離れてエマを見下ろせば、はだけたシャツの隙間から見えたのは形のいい白い胸。

無理矢理ずり下げた下着から飛び出した膨らみの中心で、桃色に染まった先端が厭らしく主張している。

シャツの肩部分は完全に後ろへ落ちていて二の腕まで肌が露出していた。

そして極めつけに、眉をひそめて儚げにこちらを見つめるエマの顔。




「へいちょう…そんなにじろじろ見ないでください……」

「ダメだ。もっとよく見せろ。」

「やぁ………」

エマの弱々しい制止を即却下し、胸を隠そうとした手を頭上で拘束して、視姦するようにその身体を下から上まで舐めるような視線をやる。


自分が乱させたのだがこれは想像以上にそそられる。


愛しのエマのあられもないその姿に、リヴァイはこれでもかというほど欲情してしまったのだった。



「へいちょ？ふぁっ？！」

「ここじゃ狭い。場所を変更だ。」


エマの痴態を目で堪能したリヴァイは彼女を軽々と持ち上げると、奥のベッドへと進んだ。