第7章 *結ばれた二人
「背中もスベスベしてる…」
直に触れ、上下に撫でると、やはり擽ったいのかリラは甘い吐息を吐いて、身体をくねらせた。
「…っあッ…らめぇ…」
彼女は、気づかないのか。
その甘い声がサボを煽っていることに。
「そんな可愛い声は、俺を煽るだけだよ。」
耳元で囁かれたと思えば、いつの間にか彼女はサボに抱き上げられていた。
ベッドにそっと下ろされ、ネグリジェを脱がせられてしまう。
「…ッあ…イヤぁッ…」
咄嗟にリラは手で胸を隠した。
彼女の美しい瞳には涙が溜まっていた。
彼女の白く滑らかな肌と、身体の美しい曲線がサボの視線を釘付けにしていた。
「綺麗だよ…泣かないで…」
瞳の涙を舌で拭い、優しく髪を撫でる。
「…ほんと?」
「あぁ、すごく綺麗だ…もっとよく見せて…」
胸を隠す手を優しく外した。
「……いやぁ…ッ…恥ずかしい…」
「綺麗だよ…ホントに…それにこの果実、美味しそうだ……」
唇を重ね、吸い上げるように唇を離して、首筋、鎖骨、胸の果実へと唇を這わせていく。
擽ったさに身体をくねらせる彼女の反応を楽しみつつ、果実への刺激を与えていく。
リラは与えられた刺激に抗うことができず、甘い吐息を嬌声に変えて吐き出した。
「んあッ…あぁッ…ふぁぁッ…」
刺激を与えられた、胸の果実の蕾が立ち上がっていく。
その果実の蕾の周りに舌を這わせ、焦らすとさらに嬌声が漏れてきた。
蕾を口に含み甘噛みしたり吸い上げると、彼女はヒクヒクと身体を痙攣させ、仰け反らせて絶叫をあげた。
「あぁぁぁッ!!」
胸への刺激だけで達し、目元に涙を溜めていた。
「はぁッ…はぁッ…今の…なに?」
「気持ちよかった?」
「…うん」
「ホント可愛いなぁ…もっと気持ちよくしてあげるよ…」
彼女の瞳にキスを落としたその時。
サボの部屋の電伝虫が鳴り響いた。