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Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第52章  なんか寂しいな…


 翔side

 翔とるなの家 リビング

 翔「ただいま帰りました。ママ」

 月乃「お帰りなさい。翔ちゃん」

 ママ…… 物心ついた時にはママって呼んでいた……
 半年振りに帰って来た我が家……

 月乃「今日は、翔ちゃんの好きな物ばかり作るからね」

 るなちゃんと同じ
 ホンワカとした優しい微笑み
 なぜだか泣きたくなったの

 るな「ママ、 夕食作りお手伝いするね」

 月乃「 ありがとうるなちゃん…… 用心に越した事は無いから……ね?」

 少し悲しそうな表情をしたるなちゃん

 るな「分かった。翔ちゃんうがいと手洗いするの忘れてる!」

 翔「あ、そうか……私シャワーしようかな?」

 るなちゃんが
 うがいと手洗いを済ませて
 部屋に向かったのを見送りながら

 この数十分のやり取りだけで
 今まで日常当たり前だった事が

 当たり前じゃ無くなったんだって
 改めて感じて悲しくなったんだ……

 本当なら湯船に浸かって
 のんびりしたら疲れも取れるよね……

 少し前までは
 お風呂に入る事が好きだったのに……
(顔を水に付けるのは苦手だけどお風呂が苦手なのでは無い)

 シャワーを浴びながら

 翔「怖くてお湯を張った湯船に入れなくなっちゃった……」

 様々な変わってしまった事にいつか慣れて
 それが当たり前になって行くのかな? 

 なんか寂しいな……














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