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Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第43章  好きだよ…翔ちゃんが好きなんだ


 夏輝『不安で仕方ない女の子には好きと伝えてあげて』
 ──
 智side

 from智to翔ちゃん
《翔ちゃん? 電話で話ししたいな、オイラが悪いんだもんね?》

 マジでオイラ何やってんだろ? 

《翔ちゃん。伝えたい事があるんだ。いつも、メールで応援してくれてありがとね……やっぱり直に話たいな。リモートで話出来るかな? 大丈夫?》

 チクタクチクタク……

 返事来るかな? てか、メール読んでくれてるかな? 

 こんな時、やけに大きく響く時計の音
 オイラの心音と連動してる

 from翔 to大野さん
 〈大丈夫です……〉

《ありがとう……》

 ──

 画面越しの
 翔ちゃんは……不安そうだ

 智「翔ちゃん。メールとか電話さ、翔ちゃんからもして来て欲しいな」

 翔『……でも……迷惑になると悪いから……』

 智「何で? 迷惑なんて思う訳ないじゃん。好きな子からの電話やメールだよ? 幸せな気分になると思うな」

 翔『え?』

 智「あぁ抱き締めてあげたいよ……好きだよ。翔ちゃんが好きなんだ」

 翔『す……き?』

 智「オイラは翔ちゃんが好きだよ」

 翔『ウソ……』

 智「……は言わないかな?」

 瞬間大きくて綺麗な瞳に涙を浮かべた翔ちゃん

 智「 大切なこと伝え忘れるとかさ。情けないオイラでゴメン。傷付けてゴメンなさい。オイラの好きはただの好きじゃなくて。翔ちゃん、大野智と付き合って下さいませんか? お願いします」

 チクタクチクタク

 うぅ長いなぁ……

 翔ちゃんを傷付けたんだもん……許して貰えなくた……

 翔『大野さん、櫻井翔と付き合って下さいませんか? お願いします』

 マジ!? 

 オイラの答えはOKって分かってるはずじゃんね? 
 祈る様に両手を組み合わせて目をギュって瞑ってさ

 可愛い過ぎでしょ! 翔ちゃん! 

 智「オイラの名前は智だから。智って呼んで欲しいな?」

 可愛い彼女が出来ました

 オイラがキミを守るから……
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