第42章 好きだよ…るなちゃんが好き
夏輝『不安で仕方ない女の子には好きと伝えてあげて』
──
和也side
from和也 toるなちゃん
《るなちゃん? 電話で話したいけど、俺が悪いんだもんね?》
マジで俺何やってんだろ?
《伝えたい事があるんだ。るなちゃん。 いつも、俺のメールに優しい言葉で答えてくれてありがとね……やっぱり直に話たいな。リモートで話出来る? OK? NO?》
チクタクチクタク……
返事来るかな? てか、メール読んでくれてるかな?
こんな時、やけに大きく響く時計の音
俺の心音と連動してる
fromるな toカズくん
〈OKです〉
《ありがとう……》
──
画面越しの
るなちゃん……不安そうだ
和也「るなちゃん。メールとか電話さ、るなちゃんからもしてきてよ」
るな『……でも……でしゃばったりとかする子は迷惑でしょ?』
和也「何で? 迷惑なんて思わないよ? 好きな子からの電話やメールだよ? 幸せな気分になるに決まってるじゃん」
るな『え?』
和也「俺が守りたいのは、るなちゃん。優しくして欲しいのも、優しくしてあげたいのも、るなちゃんだから。好きだよ。るなちゃんが好き」
るな『す……き?』
和也「俺はるなちゃんが好きだよ」
るな『ウソ……』
和也「……ではありません」
瞬間大きくて綺麗な瞳に涙を浮かべたるなちゃん
和也「 大切なこと伝え忘れるとかさ。情けない俺でゴメンね。傷付けてゴメンね。俺の好きはただの好きじゃなくて。るなちゃん、二宮和也と付き合って下さいませんか? お願いします」
チクタクチクタク
うぅ長い……
るなちゃんを傷付けたんだもん……許して貰えなくた……
るな『カズくん、櫻井るなと付き合って下さいませんか? お願いします』
嬉しい!
俺の答えはOKって分かってるはずなのにね?
祈る様に両手を組み合わせて目をギュって瞑ってさ
可愛い過ぎでしょ! るなちゃん!
和也「お互い両想いですね」
可愛い彼女が出来ました
俺がキミを守るよ……