第105章 それぞれの未来①
2020.9月上旬
リモート報告会 AII
翔.るな 櫻井家リビングより
智.和也 和也の部屋より
雅紀.夏輝 雅紀の部屋より
潤.翔歌.月乃 櫻井家 リビングより
リモート報告会参加
和也「るなちゃん、翔ちゃん。来栖さんが退院されて施設に戻って来られたよ」
翔.るな「良かった……」
そう呟やくと、両手で顔を覆い、泣き出したるなちゃんと翔ちゃん
月乃「良かったわね……るなちゃん、翔ちゃん……」
リビングのソファーに月乃さんを真ん中に、右側にるなちゃん、左側に翔ちゃんが座っている
二人の手に手を重ねて、月乃さんも涙してる
翔歌「翔ちゃん、るなちゃん……泣きなさい。もっと感情を出して、思いっきり泣いちゃって良いのよ」
智「翔ちゃんと、るなちゃんの祈りが通じたんだね。本当に良かった……」
一時は、来栖さん、生死の境を、さ迷よわれて……危険な状態に迄……さ
潤さんも翔ちゃんと、るなちゃんを優しい瞳で、かつ心配そうに見つめながら涙していて
智.和也
心がギュってなるほどの……切なさ、安堵……なんだろ……いろんな感情が溢れてさ
オイラ
俺
涙が止まらなくなったんだ
潤「翔、るな……ごめんな。もう一つ。種橋がようやく自分のした事を認めたそうだよ」
瞬間、堪えきれずに大号泣した
翔とるな