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Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第90章 キミに伝えたい事


 和也の部屋

 和也side

 るな「カズくん、パパのお墓参りに一緒に行こうって言ってくれてありがとう」

 和也「うん。おじさんにね、伝えたい事とかさ。話しをしたくてさ……」

 櫻井家の皆さん、墓参りは、先日のお盆で済ませたばかりだけど

 俺が、けじめとして報告したい事があったからね。るなちゃんに頼んで

 お墓参りに行かせて頂いたんだよね


 るな「パパは、カズくんが大好きだったわ」

 和也「ウチの親父がさ、単身赴任で家にいなかったからね。小1で少年野球チームに入った時にキャッチボールの相手をしてくれたり。自転車の乗り方を教えてくれてさ。俺もおじさんが大好きだったな」

 フム、るなちゃん。おじさんにね、伝えたい事とかさ。話しをしたくてさ……って言葉をスルーしたね

 ま、後でね……なんて考えてたらさ

 おじさんを想い涙している、るなちゃんが。しゃくりあげている為にさ

 和也「るなちゃんっ、ちょっとマスク外して! 過呼吸になっちゃうから!」

 呼吸困難になり掛けたんだ

 マスクを少し外てもらって、袋を渡すと

 和也「ゆっくりと、吸って吐いて」

 呼吸が整うまで繰り返し声を掛けて

 呼吸が整うと、るなちゃんは麦茶を一口飲んで

 るな「はぁ、収まった……カズくんありがとう。ゴメンなさい心配掛けて」

 ホントにね

 和也「るなちゃんが相葉先生や、俺とかに言われる言葉って何だっけ?」

 るな「相葉先生は、 本当の想いを言ってもいいんだよって……リョウくんは……」

 和也「この前、翔ちゃんが翔歌さんと母と娘として再会した時の事、何で直ぐに報告してくれななかったの?」

 るな「え? だって……」

 るなちゃんに
 話したい事があるんだ

 聞いて









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