第5章 初めて【科学教師のハンジさん・R18】
「あ・・・っ、ハンジさん、にやけて」
「えっ、あぁごめん。
こうしてなまえに触れられることが嬉しくて・・・」
もう涎がでそう、
と口元を擦るとなまえが吹き出した。
「もう、ムードも何も無いんですか」
ツボに入ったのかなまえはずっと笑っている。
ハンジも釣られて笑うと
なまえを抱き上げる。
「そうだった。
こんな所じゃなくベッドに行こう」
軽々とお姫様抱っこでなまえを抱えあげるとそのまま寝室へと運ぶ。
その姿に自然となまえの胸がときめく。
「ムード、出たかな?」
目線に気づいたのか
イタズラぽく笑うと
なまえの後頭部に口付け、
ゆっくりとベッドの縁に座らせる。
そのままなまえの手を掴むと
目の前に跪く。
「ハンジさん・・・?」
ハンジは真剣な表情でなまえを見据えると、
そのまま手の甲にキスを落とした。
「なまえ、私だけの姫。
これからもずっと、君だけを愛することを誓うよ」