第17章 キスから先の進め方【分隊長ハンジさん・R18】
「おい、なまえ。
この書類だが至急でハンジにと・・・・」
「はい、伝えておきますね。
・・・?どうされました?」
翌日、なまえを呼び止めたリヴァイはシャツの襟から除くささやかな独占の証とやけに上機嫌な同僚を目に自分の助言は全くの無駄であったことを悟る。
あの純情そうな様子だと本人はあれがキスマークだと気づいていないだろう。
あんなもん見せつけて歩かれたら士気に関わるだろうが。
「おいクソメガネ、何が触らせてくれないだ。」
「え・・・あぁ!
君の助言はとっても役に立ったよ。」
「キスしかしてねぇんじゃなかったのか。」
「それは昨日までの話だねえ。
でもまだまだやって無い事はたくさんあるし、君の助言通り彼女の気持ちが追いつくのを待ってゆっくり進めていくことにするよ!」
ありがとう!、といつも通り馴れ馴れしく肩を叩いてくる姿にもう二度とこの話はしないと心の中で決意する人類最強であった。