第26章 喧嘩
「ぐす…」
「かず…」
「…俺、浮気なんかしてない。俺は潤くんが好きなのに……なんで潤くんは疑うの…なんで…俺の話聞く前に怒るんだよ!!ばか!!きらい!!きらい…っ」
「かず…!」
「うぇええ…ぐすっ…っう、ぅあぁあん…」
にのちゃんは松潤にしがみついたまま
顔も見ないで泣きながら言った。
松潤の顔はどんどん赤くなって
松潤の目にも涙が溜まった。
「ごめん……ごめん、かず…」
「きらい…きらっ…ぐす、、きらいっ!!」
「…ふっ…いま、好きって言ってたよ?」
「…ぅえぇぇ…ふぇっ…ぐずっ…」
「かず…好き。ごめんね?大好きだよ…」
「ゔぅ…うー…」
「ごめんな…」
「おれも、ごめんね…っひく…」
「可愛い……あれ。たばこ…」
「ん…?吸ってないよ…」
「だよな?禁煙中だもんな!」
「うん。」
「ごめん、かず…大好き。信じてる。」
「んふふ…」
松潤はぎゅーっとにのちゃんを
抱きしめる腕に力を入れた。
「なにあれ、可愛い。」
「ふはは!さとしくん」
「にのちゃん泣いてるの久しぶりに見たー」
「我慢の糸が切れたかな?」
「可愛いね、にのちゃん。」
「松潤、デレデレじゃん。」
「幸せそー。もう二人の世界だね」
「あ!キスした!!」
「可愛いなー」
「幸せオーラ出すぎ。」
「結局さ、なんだったの?」
「あ、解決してないけど。」
「ま、いいんじゃないの~。幸せそうだし」
末っ子の喧嘩を見守る
お兄ちゃんたちでしたっ!
喧嘩するほど仲が良い!!てね♪
End