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キスマイ的プロポーズ
第5章 F
病院へ着くとロビーで
横尾くんが待っていてくれた
『ちゃん?始めまして…って
言ってる場合じゃないね。行こうか』
「はい。」
私は気が気じゃなくて
自然と歩幅が大きくなる
病室の前で横尾くんが立ち止まった
『俺が先に入って見てくるから、
ここで待っててくれるかな?』
わたしは頷いた
どのくらいたっただろう
五分か10分か…
私にはとても長く感じた
…
…
…
ガラガラ
横尾くんが病室から出てきた
『おまたせ、行ってやって。
あいつのところに』
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