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【黒執事】翡翠の少年【BL】

第7章 悪夢-★


『あ……あ、……あああ……!』

 頭蓋骨は原型を失い、脳漿や鮮血が辺り一面真っ赤なカーペットのように広がっていた。
 吐き気は覚えられず、もう何も感じない。

『あ……はは……ははは……』

 笑うしかなかった。
 幼い少年にこの悪夢は…現実は非情なものだった。
 涙が出るほど笑った。
 少年は何も考えられない。
 無意識の内に…少年は笑っていた。
 雨の中、独り笑っていた。
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