第70章 あの頃の気持ち

何だか…前よりも大きくなってない……？

一気に貫かれる事が多い信長様の行為を思い出すと、欲しい気持ちと怯む気持ちが入り混じり腰が引けた。


「待っ…」

「悪いが待てぬっ、」

ズンっ！！！

「ひゃあっ、ああ…つつ！」

呼吸も、思考も、(きっと心臓も)何もかもが止まって、有無を言わさぬ快楽に押し上げられた。

「ああっ、…はっ、……」


「……っ、キツイな、こうもすんなり俺を忘れるとは.......」

信長様は顔を少し歪めそう言うと、

「これは、仕置き決定だな、アヤ」

「んっ…」

嬉しそうに口角を上げて唇を重ねた。

「も、そんなに…もちません。あっ、やっ、動かないで、やあっあ、」

もうナカは信長様で一杯で、少しの動きでもイってしまう。

「っ、何年経っても貴様は変わらんな。俺を締め付けて離さないくせに、途端に締め出そうとする」

グッ、グッ、と、信長様は私の奥へ奥へと入って行く。

「あっ、…ああっ、」

「アヤ、貴様の中は熱くて、気持ちが良い」

「ふあっ、あん、…あっ、やっあ、またイっちゃ……っ！！」

「好きなだけイけっ、俺を二度と忘れぬよう、貴様の中を俺で埋め尽くしてやる」

仕置きだと言った信長様は手加減する気が無いんだろう。

突かれるたびにイき続ける体を押さえ込み更に注挿を激しくする。

「あっ、あっ、信長様っ、待って、おかしくなっちゃう」

涙目で懇願するも、聞かぬとばかりに体の向きを変えられ後ろから突き上げられた。

「ひあっ！ああっ」

「アヤ、俺はまだイってはおらん」

信長様はカプッと私の耳に歯を立て艶かしい声を漏らす。

「ふっ、ん」

「その泣き顔にも唆られる」

ぺろっと涙を舐めとると強引に顔を後ろに向けられ唇を重ねた。

「ふっ、…ん、…んんっ！」

獣に襲われているみたいだ。

覆い被さり体の自由を奪われ、噛み付くように呼吸も奪われる。