第8章 さいしょ
その夜
夢を見た
「ーーー」
「ーーーー」
私の下に?貴方がいて
私が····。
ーーー···
ちゅんちゅん
「·····何の夢を?最低ですね。僕は」
☆☆☆
「次、フョードルくんだ」
すす···。ぴっ
「はい、澁澤さん」
「~~··」
今日も白い
髪の毛ふわふわ
血より赤い目
(···あまそう)
もうちょい。····だけ
「フョードルくん」
「はい」
あとちょっと···
「フョードルくん。そこにトランプはないよ」
「あっ」
あなたの白いお顔に添えた弱々しい手
「一体私の頬に何か付いていたのかい?シグマくんがびっくりしてるよ」
はわわわ
「あっ···//主様··」
「これはこれは。すみませんね澁澤さん」
あぁ。