第76章 〇〇しないと シグマくん
「またね★」
パタン···
ずるずる···
「はあぁ··」
「大丈夫ですか!?まだ痛みます?」
「···痛まないよ、痛みより···」
「···?」
「ちゃんと、続きをしよう」
ぼん
「んっ!」
すくっ
「っしょ、先程は邪魔が入ったから途中だった···」
「シグマさん···」
「目を···見せて」
むに
「っ··」
(やっぱり綺麗な色···青と深い青··主様と出会った夜に似てる)
(シグマさん、ずっと私の目を見てる··悲しそう)
「あの··シグマさん」
はっ
「っ、ごめんね」
むに
「!」
「···今日はやめましょ」
「えっ!」
「だって今のシグマさんは何だか、寂しい子供みたい私は隣にいますよ」
「····天音」
「四葉のクローバーの意味は··"わたしのものになって"」
「うん」
「額へのキスは···」