第75章 「優しさと言う名の『恋』」 中也さん
とんとん
(特に会わなければいいだけの話)
「国木田さん、出来上がりました」
「助かった、そしたら次に案内する部屋の整理を頼む」
案内された部屋
ガチャッ
···ギィ···ギシッ···
「国木田さん···何か音しません?」
たらり···
「天音、いまから見る物に対して驚くなよ。」
「?··はい、ならば国木田さんの後ろにいます」
ぎゅう····
(!!····背中にそれなりある柔らかさが····んんんん!!!)
(暗い所から何か··聞こえ····!)
ぐいっ
いきなり後ろから知らない手が私の口を塞いだ。
ぱちん
「誰かいるのか?」
国木田さんが音の正体を見つけた
ぴよ
「ラジオ?天音、音の正体はラジオだ···」
後ろを向いたら
ぴしいい
「!(泣)」
「天音!」
太宰に捕まる天音がいた