第74章 焼き菓子 シグマくん
私は名もなき者
わたしを救ってくれた主様に名付けられ
"シグマ"
そしてからっぽな私に注いでくれた
「天音、抱きしめていいですか?」
「·····っ」
「い、嫌なら大丈夫····!」
ぎゅう····
「わたしを離さないでくださいね····////」
「っ····はい」
ぎゅう····
初めてだった
こんなに満たされて
あたたかくて
幸せな1ページになれたのは····
❦ℯꫛᎴ❧
シグマああぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁ!!!!!!!