第72章 だれがつよい ヒロイン
(太宰さんの中身を知るのは、本人だけだし···)
だから私も知らない振りをする
踏み込んだらいけないからね
「芥川さんまた咳かな?」
クロちゃんに話しかけるが、擦り寄るだけ
そんな時は
ごろろ···ごろろ···
「きーら、きーら、ひーかーるー···」
寄り添いたい感情
頭を撫でて、
歌を歌って
(私が来た時も今みたいに接してないしな。あの時は容赦なく攻撃されたし。)
初めは中也さんやマフィアの方が隣にいたから助かった
「やはり天音の膝枕は落ち着く」
「ありがとうございます」
やはり怖い印象と···
ぽそっ
「龍之介さん」
小さい子
ーーーー······
「敦くん新しい服を頂いて来たよ!」
「ありがとうございます。天音さん!」
中島敦くん異能力「月下獸」
虎の姿になれるんだよな。虎···もふもふ
やはり部分的な場所を異能使うと服が破れる事もある
だけど
「敦くんの異能力、私は好きだな」
びくっ。
「ふぇ?··天音さん····?///」