第69章 わたしの マフィア太宰さん
カチャカチャ
食器を片付け私は広間を後にする。
マフィアはたまにしか来ないから部屋の作りが分からない
きょろきょろ
(ここを曲がって··っ!)
私は太宰さんと鉢合わせした
にっっこり
「見つけた♪」
「·······(逃げれない)」
「此処では太宰さんや首領って呼んでよ。あっでも森さんのこと首領呼びならやはり太宰さんでいいよ!」
ほっ
「··わかりました」
「だけど、部屋にいる時はちゃんと名前呼びだからね?」
「···あの、貴方は··他の女性達にも同じ事を言うんですか?」
きょとん
「へっ···」
「その···私よりも今日いた綺麗な女性達の方が、太宰さんにはお似合い··!」
ふにゅ
「でしゅ··!」
きらきら··
「今、君の感情はどんなの?」
むにゅう··
「だらいたん?··(太宰さん?)」
「私は他の女にはこんな事しない」
ぐぐ··
「ひかい··(ちかい)」
「初めて会ってお互いの口を合わせた時から··」
「·····っ」
「天音がいいって決めたんだ」