第52章 きれた 太宰さん
ぐりっ···
「···!(逃げなきゃ)」
はっ····はぁ
「天音····我慢·····出来ない」
「····あの····んっ」
ーーーーー·······
パチッ
「····ぅ、」
目を覚ますと、私は太宰さんにぴったりと抱きつかれたまま寝ていた。
(離れなきゃ···着替えたい····)
もぞ····
(もうすこし····)
あとちょっとで服に届く時に
パシッ···
「どこ行くの····」
「···服を····ゃっ」
ぎゅう···
「だめ····天音····すー···」
「太宰さん··?(寝た?)」
愛を欲しがるひとは
とても····
幼い
ポソッ
「愛してる」
❦ℯꫛᎴ❧