第51章 しりたいしりたい 妖狐太宰さん
かちゃかちゃ···
(太宰さんでも珍しい考えするんだ··)
キュッ···
(確かに···太宰さんはいつも「好き」ってハッキリ言うから···てっきり···私も····)
ーーー···すき···
どろん
「あまね~~~癒して~~」
ぽふん··
ててて··
ぎゅっ!
「ひっ·!太宰さん!?」
ひょい····
「包丁いじってる時に飛びつくのはいけませんよ」
わたわた
「だって~~疲れたんだもん!ほらほら小さい私可愛いだろ?」
(小さい私って···)
だざむう~~
「あーまね?」
(まーきのってテンポ···)
「ちょっとだけいいですか?」
「うん?···!」
私は小さい太宰さんを抱きしめる。
どきどき
「へぁ!··あまね!?」