第46章 ふわふわ 敦くん
天音さんに抱きついた時の太宰さんから匂った。
甘い香水
(本当は美人と心中しようとしていたんだな···だけど、美人より天音さんがいいから···)
チラッ
(敦くん本当に大丈夫かな?)
「天音くん」
「はい、谷崎さん!またね敦くん」
「う、うん」
(天音さんと話すと安らぐ。)
これは何の気持ちなんだろう
太宰さんもだし
はっ
(仕事仕事!)
ーーー·····
「あれ?ナオミさんは?」
「あーナオミは今与謝野先生と外回りだよ」
「そうなんですか···」
「天音くんとナオミは仲良いからね···だけど兄としてのお願い」
「はい?」
「僕ともっと話して欲しいな····って」
「谷崎さん···はい!」