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恋する奴等

第44章 しろとしろ 織田作さん



(あっ織田作さんだ!ちょっと聞いてみよう)

「すみません···中也さん見かけませんでしたか?」

ひょい
「如何した(どう)天音」

「あっ!あの太宰さんが呼んでおりました。」

げー···
「鯖野郎ん所にかよ····わかった」

中也さんを見送り私も織田作さんにお辞儀をして去ろうとしたら



ぐいっ···
「?」

いきなり手を掴まれた。


「どうしました?」

「あっ····いや····(何で手を掴む)髪の毛に葉っぱがついてるぞ」

「えっ!何処にですか?」


する····
「そのままでいろ」


織田作さんの手が頭から髪の毛に触れて、

「あっ··ありがとう···」


頬に手が触れる。

「····?(葉っぱが頬に?)」


私はつい顔を上げると


織田作さんの顔がかなり近くなっていた。

「あの···織田作さん!?」

ぐぐっ···
「天音·····」


キス····される·····


ぎゅっと目をつむると


耳元で


「今日の夜····な」


それだけを言われた
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