第42章 ぎんいろ 銀ちゃん
ぽや~~····
「······」
こんなに眠れたの初めて
今までは寒くて、にいさんに寄り添って寝ていた。
だけど今は暖かいベッド····
「今日から芥川くんは太宰さんが色々と教えるそうですよ。銀ちゃんは私と織田作さんが色々教えますね。」
「·····?·」
あっ織田作さんが分からないか、
「怖くない人だからね」
ーーーー·····
どさどさ
「今日1日この本を読んで」
「········」
「君達には学と殺しを覚えてもらう····」
「······」
はぁ
「言葉も喋れないの?」
「····あの女····」
「···天音の事?」
「すごく優しい」
びきっ
「天音の優しさは私だけの!」
ーーーーー·······
「午前中は私が午後から織田作さんが教えますね。とりあえず····字書きと読みから始めましょ!その前に····」
「········貴女は」
「私は今からお兄ちゃんの咳止め薬を貰いに行ってきます。すぐに戻りますよ。」
「はい」
ーーーーー······